【ベアフットシューズって?】ゼロシューズとは?お店でよく聞かれるQ&Aをご紹介!

タイトルに、ベアフットシューズとありますが、ベアフットとは、英語で「裸足」という意味です

和訳すると裸足の靴

なんか矛盾しているような気がしますよね。人間の健康上だけの話で言えば、自然体の裸足が一番いいわけですが、この人間社会、裸足で街中歩いていたら、注目の的です(悪い意味で)。いくら裸足が健康的だからといって、通勤、通学、冠婚葬祭、ショッピングなどなど、まず裸足ではいられないはずです。みんなシューズなりサンダルなり履くはずです。

であれば、常に裸足の状態に近いシューズやサンダルを履けばいい。足の動きを妨げない裸足と同じような自然な動きができるシューズ、それがベアフットシューズです。

クッションやサポートが優れたシューズを履けば、負担を軽減してくれて確かに”楽に”歩けますが、無意識にそれらに頼り身体がサボってしまい、足の機能は十分に発揮されません。
逆にクッションやサポートを無くすことで、ひざや腰など全身の関節や筋肉を使い、自らバランスを整えようと適応していきます。その能力を引き出すのに最適なシューズが、ベアフットシューズです。

目次

ベアフットシューズブランド ”Xero Shoes”

現在ベアフットシューズは、海外ブランドがメインです。ゼロシューズやビボベアフット、レムス、グラディエーター、ルナサンダルなど、ベアフットシューズブランドは数多くありますが、
当店ではアメリカ・コロラド州発のブランド、Xero Shoes(ゼロシューズ)をお取り扱いしております。

私たちは、元々同社のシューズを履いておりましたが、ゼロシューズ経営陣の講演会などに参加し、創業者の想いやベアフットシューズに関する知識など学んで、少しでも多く方々に履いてもらいたいなぁと思って、2024年春夏モデルから当店でも販売しています。ゼロシューズのデザイナーが変わり、デザイン性もかなり向上し、アウトドアのみならず普段着とも合わせやすくなったのは嬉しいポイントです。

また、年に2回ほど当店で試し履き会も開催しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

これから、普通の靴では味わえない、ベアフットシューズの素晴らしい世界をご紹介します。
ぜひ、この記事をご覧の皆さんひとりでも多くの方に履いていただきたいと思います。

まずご紹介するのは、ブランドヒストリー。なぜゼロシューズの創業者はこのような靴を開発したのでしょうか。

ゼロシューズ開発ヒストリー

足の故障を改善するために・・・

陸上の短距離選手だった創業者のスティーブンは、足の故障に悩んでいました。そんな時友人から「Born to Run」という1冊の本を紹介されます。これをきっかけにベアフットランニングと出会い、より自然なスタイルでのランニングを追及していくこととなります。

“Born to Run” アマゾンより

本の中では、メキシコの走る民族タラウマラ族がでてきます。この民族は古タイヤを切って革ひもを通したサンダル(ワラーチ)を履いて走っています。クッションなどのサポートはもちろんありません。では、クッションなどのサポートのある靴を履いた陸上選手が足を故障するのに、なぜタラウマラ族はなんのサポートもないサンダルで走って故障しないのでしょうか。

靴のサポートが無くとも、人間が生まれた時から持っているクッションである膝や足首などの関節が、本能的に身体に負担をかけないよう、人間の本来持っている機能や適応力をきちんと機能させているから。靴のクッションなどのサポートはそれに頼りすぎてしまうと、このような人間の持っている機能を低下させてしまうのです。

子供の頃に校庭を裸足で走ったことを思い出すと、走るとき自然と膝が曲がり、かかとが痛くないように足裏全体で着地し、身体が痛くないよう自然と走っているかと思います。
ですがサポートのあるシューズは、そのような地面からのセンサーを鈍らせ、知らないうちに、正しい自然な姿勢で走れなくなり、膝などの関節を痛めてしまうのです。

その後、スティーブンは本の中に紹介されていたシンプルなサンダルを自ら作ることに全精力を注ぐようになります。その後ナイキ、リーボックの元デザイナーなど靴作りのエキスパートの協力を得て、ついに2009年「XERO SHOES」をスタートさせました。

他社のベアフットシューズブランドにはない、サンダル以外にも幅広いラインナップが魅力で、ランニング、トレイルランニング、ハイキング、ウォーキング、トレッキング、フィットネス、カヤック、SUPなど様々なシーンで使われています。

【WE believe in feet!】
私たちは足を信じています!

足は身体の基礎・基盤となる部分です。
身体中の骨と関節のうち、実に4分の1が足にあります。
そして手の指先同様、多くの末梢神経が集中しており、情報を敏感に感じ取るセンサーの役割を持っています。
どのように立ち、どのように歩くことが最も自然なのか、頭で考えるより先に、足は感じる力を備えています。
そんな優秀な機能を持った足の動きを妨げずに、自然な動きを実現させるためには靴選びが重要となります。
ゼロシューズは私たちの足を信じ、足の機能を最大限に活かすことができる靴を作り続けます。

ゼロシューズの特徴

よりシンプルに、より自然に足を動かすことができる、3つの機能をご紹介。

ナチュラルフィット

今履いている靴の中で、指を自由に動かすことはできますか?
ゼロシューズは、ゆとりのあるつま先構造で自然なフィット感を実現。
「バランスをとる」「踏み出す」「踏ん張る」などの動作に欠かせない指の動きを妨げません。
親指から小指までのびのびと動かすことが可能です。

ナチュラルフィール

裸足って、つま先から踵(かかと)まで高低差(ドロップ)がないですよね。ゼロシューズは裸足と同じ高低差が全くないゼロドロップ構造で、素足で立っているのと同じ姿勢を実現してます。
高低差がある一般的な靴は、靴を履いて立っているだけで、裸足で斜面に常に立っていると同じ事。そんな状況で自然な姿勢を取ることは難しいですよね。また5~10mmと非常に薄いソール構造で地面との距離がとても近く、よりダイレクトに地面の状況を読み取ることができます。

ナチュラルモーション

立ったりしゃがんだり、走ったり、飛び跳ねたり。
足をサポートするような機能はほとんどありませんが、足の動きにしなやかに追従するやわらかさがあります。自由に、自然に足を動かすことができる開放感を味わうことができます。

ナチュラルムーヴメントを身につけよう!

ナチュラルムーブメントとは身体の自然な動きのこと。
私たちの身体の構造は本来、負担を抑え、無理なく自然に動かすことができる仕組みを備えています。
不自然な動きは身体に負担を掛けてしまい、疲労や痛みの原因となってしまうことも。サポートやクッションのないゼロシューズを履くことで、不自然な姿勢で動いた際に身体が感じる「衝撃」や「違和感」といったサインを敏感に受け取ることができます!
ナチュラルムーブメントは身体を整え、身体を動かす楽しさを再発見させてくれます。

店頭でよく聞かれるご質問

T.Tさん:足裏痛くないんですか?

突き出ている石や岩を踏むと痛いですが、通常歩いていて痛くなることはほぼありません。

S.Kさん:疲れないんですか?

想像以上に疲れます!日常生活で履いているだけでも、丸一日履いて過ごしていると身体が疲労していることに気が付きます。履いているだけで、バランスを取ったり、地面からの衝撃を吸収するため、身体全体の筋肉、関節を使うからです。

S.Sさん:履いてから、変わったことはありますか?

偏平足が改善されつつあり、足にアーチが出来てきました。あと、何もないところで躓くことが無くなりました。本当に躓かないのでびっくりです。

T.Kさん:外反母趾なんですが履けますか?

もちろんです。むしろ通常の靴より幅広く作られているので、接触が少なく快適に履けると思います。ぜひ店頭でご試着してみてください!

E.Hさん:ランニングやハイキング、登山、トレイルランニングに使えますか?

はい、もちろん使えます!が、初めてベアフットシューズを履かれる際は、日常等で履き慣れてからにしましょう。ベアフットシューズを履き始めると普段使っていなかった筋肉を使い始めます。そのため初めは、筋肉痛や疲労感が出る場合もございますので、ある程度履きなれてから少しづつ、走ったり、ハイキングに行ったりしましょう。

S.H.さん:履いてたら、身体が痛いです。トレーニングできている証拠だから履き続けた方がいいですか?

素直に休みましょう。その場合は、一度通常の靴に戻して身体を休ませてください。また元気になったらベアフットシューズを楽しみましょう。きっと以前より長く履けてると思いますよ

ゼロシューズのラインナップのご紹介!

ゼロシューズのことが分かってきましたら、どんなモデルがあるのかご紹介いたします。こちらでご紹介するのは一部なので詳しくは店頭でお声掛けください!

ゼロシューズを履くことがスタートです

人間の身体は外的環境に自然と適応します。
クッションやサポートに優れた靴を履けば無意識にそれに頼ります。
逆にクッションやサポートを無くすことで自らバランスを整えようと身体は適応していきます。

その能力を引き出すのに最適なシューズがゼロシューズです。

ランニング、ハイキング、サイクリング、ウォーキング、ジム、ヨガ、サップなどのスポーツはもちろん、産後のケアや躓き防止、足の故障、腰痛などお持ちの方にも履いて頂きたいです。

また、つま先とかかとの高低差が無く、つま先が広いので、足のトラブルの代表格、外反母趾の改善や予防にも繋がります。

自分の身体を信じて、まずは履いてみませんか?
「ゼロシューズを履く」という事を目標にする必要はありません。
履くことがスタートです。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

田中商店店長のけんてぃーです。
洋上石油掘削リグのメカニック~アメリカ横断~アウトドアショップ勤務を経て、妻の実家だった田中商店を2021年にリニューアルオープン。自然に優しいをコンセプトに国内外のアウトドア用品を天邪鬼店主がセレクトしてます!
アウトドアはもちろん、旅行やガジェットなど最新機材も大好きです!

コメント

コメントする

目次